住宅月間行事展示会

 

 

パネル展

テーマ

わたしの好きな八尾

大和川付替え300周年しんでん今昔展

内 容

大和川付替え300年を記念して行ったまちあるきの資料をもとに、治水で生まれた新田が今の住環境に与えた影響を再発見してもらう。

 

日時:平成16年10月18日(月)から

10月29日(金)まで(土日を除く)

午前9時から午後5時まで

場所:市役所本館1階 市民ロビー

来場者:約1,700名

その他

住宅相談(展示期間中)実績:8件

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(事業実績報告書用表紙)

住宅月間行事展示会レポート

 

わたしの好きな八尾

大和川付替え300周年しんでん今昔展

(住宅相談併設)

File written by Adobe Photoshopィ 5.1

日時 :平成16年10月18日(月)から

10月29日(金)まで(土日除く)

午前9時から午後5時まで

場所 :八尾市役所本館1階 市民ロビー

主催 :八尾市建築部建築総務室

企画運営 NPO法人八尾すまいまちづくり研究会

後援 :大阪府・(社)大阪府建築士会・(社)大阪建築士事務所協会

来場者数 :約1,700名(八尾小4年生約120名含む)

相談件数 8件

 

の八尾の住環境への効果(300年前の新田開発が今の八尾の住環境に与えた影響)

近年、八尾には多くのマンション(集合住宅)が建設されるようになりました。しかし、大都市近郊の中では数も少なく小規模のものがほとんどです。それは、八尾の住宅建設が圧倒的に戸建てを中心としたものが多いからです。

その原因の1つに八尾の住宅建設の歴史にあると思われます。昭和の始めに、300年前に新田開発された農地が、大阪郊外の戸建て住宅の建設適地とされ多くの住宅が建設されました。その当時の住宅地が今も玉串川沿いに多く残っています。

その後、高度経済成長期以降も、大和川付替えによって安定した生産ができるようになった農地を持つ周辺の農村が、大規模な開発を抑制する働きをし、戸建て中心の住宅建設が進み、八尾は戸建て中心のイメージの強いまちになりました。

大和川付替えが300年前になされなかったら、今の八尾のまちはまったく違った風景になっていたのだと思います。

今回の展示は、大和川付替え300周年に際し、 付替えによって生まれた新田が現在にいたり、どのような八尾の風景や住環境が存在するか見つめてみる展示をしています。 』(文章:北村)

1.準備

 

打ち合わせ:6月23日、7月27日、8月26日、9月22日

作業 10月16日

 

 

和川付替え300周年という節目の年、各地でさまざまなイベントが行われていますが、まち研でも、大和川付替え300周年記念事業として「まちあるき発見隊 玉串川・長瀬川編」を出前すまいる講座で行いました。今回の展示では、このまちあるきの資料を利用して、八尾の再発見をしてもらうということが大きなテーマとなりました。

住宅月間行事との関連付け、展示の見せ方、写真の準備、学生参加の方法など、打ち合わせをしていく中、資料に関しては北村さん、展示の設計・資材準備は柳本さん、パンフレットは松井さんを中心に進められました。学生については、作業日に3人の方が参加して遅くまで手伝ってくれました。

 

 

 

 

2.展示風景

 

 

 

 

 

シールでの写真の人気投票も実施しました。

 

去年の人気投票のベスト10 フォーラム2001の活動の展示

 

 

住宅相談ブース

3.反響

 

来場者数:約1,700名

 

数に関しては配布したパンフの数をカウントしたものなので、実際にはもうすこし多い人に展示を見てもらうことができました。特に、新聞の地方面で取り上げられた翌日からは、それを見て来られた方が多数おられました。

また、八尾小学校の教師の方が新聞を見て、ちょうど大和川の付替えについて授業をしているとのことで、4年生3クラス約120名をつれてこられました。その後、その地図をもとにまちあるきをされたそうです。他にも距離の問題さえなければ展示を見にいきたかったという教師の方(桂小)もおられました。

 

 

展示終了後、展示物はすべて廃棄処理する予定だったのですが、八尾小学校のほうで地図(台座含む)を引き取りたいとの要望があり、寄贈することになりました。今の地図にむかしの大和川の状況が書き込んであるというところに価値を見出しておられたようです。今年度の3学期に体育館で組み立てて、教材として使われることになっています。

 

 

 

 

 

4.総評

 

ぁ、この坂は大和川の土手やったんや、そしたら、あの坂もこの階段も…

今回の展示・まちあるきを通して、小学校のときに習ったおぼろげな知識が今の風景と結びついて、あらためて八尾の歴史を感じることができました。

そういった八尾の再発見をしてもらうというのが今回のテーマでした。展示を見にきた人には、大和川付替えについて同じように小学校で習ったという人もいれば、付替えの事実さえまったく知らなかった人という人も、あるいは、もっと詳しく知っている人もいました。会場になったのが市役所ロビーということで、展示を目的に来た人だけでなく、手続きの合間に立ち寄った人もたくさんいたことでしょう。その人たちに自分のまちのことを再発見とまでは言わなくても、興味をもつきっかけとなれれば、今回の展示は成功と言えるのではないでしょうか。その点、八尾小学校からの問い合わせ・来場は大きな成果だと思います。

ただ、もっとこちらからの情報発信をしていくことも必要だと感じました。例えば、大和川付替えというテーマは、八尾市内の小学校ではどこでもやっていることなので、来れる来れないは距離の問題があるので別として、各小学校に打診してこんな展示をしていますということを知ってもらうような工夫はあってもよかったと思います。そういったことで住教育の活動の広がりのきっかけになったのではないでしょうか。

また、学生の参加についても、今回は作業のみということになりましたが、受け手(まち研)側の体制を整えれば、興味のある学生をもっととりこんでいけるように思います。

個人的には、「(八尾)小学校どこー?、ここ、ここ!!」と指をさして地図に見入っている小学生の姿が印象的でした。「これがオレの、わたしのまちやねん」と数十年後に言ってくれてれば、今回がんばった甲斐がありますね。

(伊東 毅)